スマートハウスとは、どのような住宅かご存じでしょうか?
あまり耳馴染みがないという方も多いかと思いますが、ハウスメーカーも力を入れており、その注目すべきメリットから購入希望者も増えているのです。
今回はスマートハウスとはどのような住宅で、購入のための費用やメリットは何かをまとめます。
スマートハウスとはどんな家?不動産購入者に注目される理由!
スマートハウスとは、ITを使ってエネルギーを賢く利用できる住宅です。
スマートハウスには、省エネ・創エネ・畜エネ・HEMSの4つの要素があるといわれます。
省エネとはエネルギーを賢く使うことで、スマートハウスではLED照明・高効率給湯器・高効率エアコンなどの省エネ機器が人気です。
創エネとはエネルギーを創ることで、創エネの代表的な設備は太陽光発電システムでしょう。
最近では、都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を使って発電させ、お湯を沸かす燃料電池も知られるようになりました。
畜エネはエネルギーを蓄えることで、家庭用蓄電池や電気自動車が有名。
HEMSとは家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムのことです。
HEMSがあることでエネルギーを見える化し、自動的に電化製品の運転を抑制できるものも登場しました。
スマートハウスの建築費用は?どうせ不動産を購入するなら賢い住宅を
スマートハウスは一般の不動産よりもプラスの性能がある住宅のため、一般的な住宅よりも建築費用がかかります。
具体的な例を挙げると、一般的な注文住宅の建築費用がおよそ2,500万円とすると、スマートハウスの建築費用はおよそ2,700万円。
ハウスメーカーや工務店によって購入価格は異なりますが、坪単価にすると3万円程度の違いになります。
土地代は別になりますが、それほど膨大な費用をかけなくてもスマートハウスを建てることは可能といえるのではないでしょうか。
不動産を購入するならスマートハウス!そのメリットとは
一般的な注文住宅とスマートハウスの価格は、それほど大きな差がないことがわかります。
ハウスメーカーや不動産会社がスマートハウスを勧めるのは、スマートハウスは光熱費の節約など購入者にメリットが多いからです。
どのような設備があるかでも光熱費の節約効果は変わりますが、一般的に年間で4万円から5万円節約できるといわれます。
エネルギーの使い方を住宅が賢く制御してくれるからです。
また、災害に強いのもスマートハウスの魅力。
エネルギーを貯めておくことができるため、ライフラインが止まっても一定期間は貯めたエネルギーでの生活が可能なのも心強いですね。