中川区は名古屋市の西部に位置する、人口約22万人の区です。
中川区には、区名の由来となっている中川運河や新川などがあり、水に関する名所が多数点在しています。
今回はそんな名古屋市中川区にある荒子観音寺の歴史や、円空仏、荒子円空市の見どころをご紹介します。
中川区でマイホームの購入を検討されている方は、ぜひご参考ください。
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弊社へのお問い合わせはこちら名古屋市中川区にある荒子観音寺の由来や歴史
まずは名古屋市中川区にある荒子観音寺の由来や歴史を見ていきましょう。
荒子観音寺とは尾張四観音(笠寺観音・甚目寺観音・龍泉寺)のひとつで、寺号は観音寺という歴史ある天台宗のお寺です。
天平元年(729年)に創設され、加賀藩主前田利家が天正4年(1576年)に再建したと伝えられています。
多宝塔は天文5年(1536年)に再建されたあと、名古屋市内最古の木造建築物として、国の重要文化財に指定されています。
正式名称は浄海山円龍院観音寺ですが、名古屋市の中川区民からは荒子観音寺という名前で信仰を集めていることが特徴です。
どのような歴史を持ったお寺?
荒子観音寺は創建当初、現在地より約1㎞北の高畑に位置していました。
元々は七堂伽藍(ひちどうがらん)と十二坊の塔頭を有していましたが、戦乱や庄内川・荒子川の水害により、その景観は大きく変貌したと言い伝えられています。
その後、永禄年間(1558年から1570年)に中興開山の祖・全運上人が再建したあと、前田利家も修築に手を貸したことから、利家の菩提寺になりました。
また、延宝・貞享時代(1680年前後)には、修験・遊行僧の円空が何度も荒子観音寺を訪れ、全長3mを超える2体の仁王像や数多くの木彫仏像をつくったという歴史も残っています。
このように名古屋市中川区にある荒子観音寺は、古い歴史を持ったお寺となっています。
お引っ越し先の周辺にこのような歴史ある建造物があれば、お子さんが歴史を学ぶきっかけにもなるのではないでしょうか?
また、荒子観音寺と荒子城跡を結ぶ道はどこを歩いても古道が小さな路地のため、名古屋市内とは思えないほど風情ある雰囲気が残されています。
歴史ある街の雰囲気を感じながら、中川区内を散策するのも良いですね。
バリアフリー設計になっている
名古屋市中川区にある荒子観音寺は再建されてからまだ短く、比較的新しいお寺です。
本堂まではバリアフリー設計になっており、車椅子やベビーカーでも無理なく足を運ぶことが出来ます。
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名古屋市中川区にある荒子観音寺の円空仏とは?
次に名古屋市中川区にある荒子観音寺の円空仏について見ていきましょう。
円空仏とは、江戸時代に美濃(岐阜県羽鳥市)に生まれた円空が彫った仏像のことです。
円空とは江戸時代に日本のあらゆるところを歩き渡り、たくさんの仏像を彫った修行僧といわれ、一生涯に彫った仏像は約12万本とされています。
現存する円空仏約5,300体あまりのうち、荒子観音寺には約1,200体が残され、その数は全体の約4分の1にもなります。
円空は一木造と呼ばれる1本の木から掘り出す仏像で、その土地で手に入る木であれば、板に限らず仏像を彫っていきました。
円空のつくる仏像は、簡素化されたデザインで表面はデコボコに彫られることが多いにも関わらず、口角が上がり、微笑んで見えることが特徴です。
中川区にある荒子観音寺には円空仏が手掛けた仏像が1,000体以上あり、仏像の大きさもさまざまであることから、拝観できる日は多くの方で賑わっています。
愛知県と岐阜県では円空仏の彫った仏像がたくさん発見されている
円空の彫った仏像は、北海道から奈良県まで幅広いエリアで見つかっています。
愛知県では約3,000体、岐阜県では約1,000体見つかっており、愛知県と岐阜県にはたくさんの円空仏が残されていることがわかりますね。
ちなみに荒子観音寺には、正面の仁王門に高さ3m、直径90㎝の円空仏の仁王像があります。
檜から彫られた仏像で、凛々しい顔立ちになっていることが特徴です。
アクリル板が設置されているため反射して見えにくいかもしれませんが、仁王門の裏側に写真が掲示されているため、円空仏を詳しく見たい方はチェックしてみましょう。
本堂にも円空仏の仏像がある
名古屋市中川区にある荒子観音寺の本堂にも、円空の彫った仏像があります。
向かって左には釈迦如来像、右側に大黒天像があるので、拝観する際などにぜひ見てみてください。
拝観できるのはいつ?
円空仏を拝観できるのは、毎月第2土曜日の13:00から16:00までです。
荒子観音寺の本坊にて円空仏を拝観することができます。
また、円空仏の拝観では、円空という人物がどのような方だったのかを説明してもらう事が出来ます。
名古屋市の中川区にお引っ越しした際は、ぜひ円空仏に会いにいってみてください。
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名古屋市中川区にある荒子観音寺で毎月開かれる荒子円空市とは?
最後に名古屋市中川区にある荒子観音寺で毎月開かれる、「荒子円空市」について見ていきましょう。
荒子円空市とは、毎月第1日曜日に開催されるマルシェです。
新鮮なとれたて野菜やハンドメイド雑貨、焼き菓子やパン、グルメのお店が多数出店する、荒子観音寺の大きなイベントとなっています。
では荒子円空市には、具体的にどのようなものが出店されているのでしょうか?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハンドメイドアクセサリーと雑貨
ハンドメイドアクセサリーは、リボンやシーガラスを使った商品、ドライフラワーを埋め込んだピアス、イヤリングなどが出店されています。
ハンドメイド雑貨は、ハンドメイドフラワーや布小物、コサージュ、がま口、手編み小物など、温かみのある雑貨を購入することが出来ます。
親子で使用できる雑貨も販売されているため、ぜひ家族みんなで足を運んでみてください。
グルメ
グルメ部門では、サンドイッチ(えび、カツ、豚肉、野菜、ツナ、サラダ、チキンなど)や、たこ焼き、スープたこ焼きなどが出店されます。
赤飯や山菜おこわ、切り餅といった主食も販売されるので、お腹もしっかり満たされるでしょう。
また煮豆や佃煮、焼き菓子、ふわふわノンオイルシフォンケーキなど、お土産にぴったりのグルメもありますよ。
エンターテイメント
荒子円空市の楽しみ方は、ショッピングやグルメだけではありません。
カード占いやゲーム、占いの相談ブースも設けられており、お灸の体験や販売、耳つぼダイエット、小児はりをおこなう治療院等様々なジャンルのお店も出店するため、リフレッシュしたいときにもおすすめです。
このように荒子観音寺で開催される荒子円空市は、ショッピングやグルメ、エンターテイメントなど、充実した内容のマルシェとなっています。
毎月第1日曜日のみの開催ですが、十分楽しめるでしょう。
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まとめ
今回は名古屋市でマイホームの購入を検討している方に向け、中川区にある荒子観音寺の歴史や、円空仏や荒子円空市などの見どころをご紹介しました。
中川区は多数の円空仏があることで知られる荒子観音寺があり、ハンドメイド雑貨などが出店されるマルシェ、荒子円空市も開催されます。
名古屋市の中川区に引っ越しした際は、ぜひ荒子観音寺に足を運んでみてくださいね。
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