緑区には、名古屋市内にありながら江戸時代の面影を残している「有松地区」という地区があります。
町並みの美しさを堪能できる点が魅力で、有松地区への引越しを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では緑区にある有松地区の魅力をテーマに、東海道沿道の町並みや伝統工芸である有松絞り、有松駅の特徴をご紹介します。
緑区に引越しを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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弊社へのお問い合わせはこちら緑区にある有松地区の魅力と東海道沿道の町並みは?
まずは、緑区にある有松地区の魅力と東海道沿道の町並みを見ていきましょう。
有松地区の東海道沿道では、今も卯建(うだつ)を設けた和瓦の屋根や塗籠(ぬりごめ)造、虫籠窓(むしこまど)といった特徴を持つ伝統的建築物が町並みを形成し、絞商の豪壮な屋敷構えと、有松絞りに関わっている方々の住む町家が混在している点が魅力です。
2016年には東海道沿道に建ち並ぶ特色ある町並みが評価され、国が選定する「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれました。
また、2019年5月に「江戸時代の情緒に触れる絞りの産地~藍染が風にゆれる町、有松~」として、文化庁より「日本遺産」に認定されました。
緑区にある有松地区の成り立ちは?
有松地区は1608年に尾張藩によって開かれたことがはじまりとされています。
次のセクションで詳しくご紹介しますが、東海道を往来する旅人のお土産として有松絞りが考案され、有松絞りとともに有松地区は発展してきました。
1784年の大火により、村のほとんどが消失しましたが、尾張藩の援助を受け、20年程でほぼ復興しています。
東海道沿道には絞商の主屋をはじめとする、数多くの伝統的な建物が残っている点が、緑区にある有松地区の大きな魅力といえるでしょう。
町並みや建物の魅力とは?
緑区にある有松地区は、ゆるやかに曲がった東海道約800mの区間に沿って、広い間口を持つ絞商の門や塀がたくさんあります。
当時の面影を残した豪壮な町屋が建ち並んでいますが、その一方で、比較的ゆったりとした町並みである点が魅力です。
また、有松地区にある東海道沿道では、江戸時代後期から昭和前期までのさまざまな時代の建物を見ることができます。東海道に面した主屋は、木造2階建ての切妻屋根や桟瓦葺、平入をベースしているため、統一感のある風景を楽しむことが出来るでしょう。
有松地区の見どころやおすすめスポットは?
緑区にある有松地区の見どころやおすすめスポットを、以下にまとめました。
岡家住宅
岡家住宅は、名古屋市の指定有形文化財に指定されている建物です。
有松の町並み保存地区内にあり、旧東海道を上り曲がると到着することが出来ます。
改造も少なく、江戸時代末期の重厚な建築形態をしっかり残している点が魅力です。
服部家住宅
服部家住宅は有松地区を代表する問屋で、愛知県指定文化財に指定されています。
江戸末期から明治元年までに建てられたものと伝えられ、土蔵でつくられた蔵がある点が特徴です。
緑区にある有松地区の東海道沿道は、美しい江戸の景観や風情を楽しめる町並みといえるでしょう。
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愛知県を代表する伝統工芸!有松地区の有松絞りの魅力とは?
次に愛知県を代表する伝統工芸である、有松地区の有松絞りについて見ていきましょう。
有松絞りとは、緑区の有松地区にある鳴海町でつくられた木綿絞りのことを指し、布をくくって染める絞りの技術であることから、さまざまな模様に仕上げられています。
有松絞りは軽く涼しい感触が魅力の布のため、現在も浴衣の素材として愛用され、見かけると思わずうっとり眺めてしまう美しさを持っています。
絞り凹凸により布が肌に触れにくく、着心地が良いのも、有松絞りの大きな魅力といえるでしょう。
また、有松絞りは1975年に「有松・鳴海絞」という名前で国の伝統工芸品に指定されました。
一時期は有松絞りの技法の後継者が減り問題視されていましたが、最近は日々の活動をSNSで発信する若者が増え、有松絞りが再び脚光を浴びつつあります。
有松絞りの歴史は?
有松絞りは、江戸時代初期に、名古屋城築城の手伝いを命じられた豊後の大名が着ていた絞り染めを、竹田庄九郎が見たことがはじまりとされています。
絞りの技法を習い、竹田庄九郎たちが有松絞りを完成させたことで、東海道で三河木綿を使った「蜘蛛絞り」や「手筋絞り」の手ぬぐいを有松地区のお土産として売り出すことが出来るようになりました。
このお土産が東海道沿道で人気となり、元禄時代には絞の浴衣でいっぱいになったと伝えられています。
100種類以上の技法がある!
緑区の有松地区を代表する有松絞りには、100種類以上の技法があります。
布のくくり方や縫い方、ひだの入れ方などによって模様を表現するため、ひとつの模様につきひとつの技法があるといっても過言ではありません。
有松絞りは江戸時代から今日までに、100種類以上の技法が生まれたとされています。
単色染めで仕上げられるのが一般的
有松絞りは一般的に単色で仕上げられています。
浸し染めを用いるため、複数の色を使うと時間と労力がかかりとても大変です。
木綿と相性の良い、藍を使って染められている点が、有松絞りの魅力といえますね。
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緑区の有松地区にある有松駅の魅力とは?
最後に緑区の有松地区にある「有松駅」について見ていきましょう。
有松駅は名鉄名古屋本線の駅で、普通電車と準急行、急行が発着するためアクセス環境が良好な駅である点が魅力です。
イオンタウン有松は有松駅直結のショッピングモール
有松駅周辺には、駅直結のイオンタウン有松があります。
イオンタウン有松はファッションアイテムやグルメ、アミューズメントなどが揃う大型ショッピングモールで、日々の買い物はもちろん、休日のお出かけスポットとしてもおすすめです。
スーパーマーケットや美容院、クリニックもあるので、用事を一度で完結でき、ワンストップショッピングが可能な点も魅力的ですね。
有松駅直結なので、仕事帰りや学校帰りにも利用することができます。
引越し先を探すとき、物件周辺の買い物環境を重視する方は多いのではないでしょうか?
イオンタウン有松がある、緑区の有松地区や有松駅周辺なら、便利で快適な毎日を送ることが出来るでしょう。
小中学校が近く子育てしやすい街
緑区の有松駅周辺は、小中学校が近くにあるため子育て環境も良好です。
お子さんを持つ方の場合、「小中学校や学習塾などの有無は、引っ越し先選定のポイントになる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にとっても、小中学校が近くにある有馬駅周辺は子育てに適した街といえるため、おすすめの街となっています。
有松駅の設備とバリアフリー情報
有松駅には、以下の設備が整っています。
●車いす対応エレベーター
●車いす対応トイレ
●男女トイレ
●オストメイト対応トイレ
●ベビーシート対応トイレ
●誘導ブロック
●点示運賃表
●点示販売機
有馬駅はさまざまな設備が整ったバリアフリー設計となっています。
車いすの方や赤ちゃん連れの方など、どなたでも利用しやすい駅であるため、ファミリーが住むにも適した街と言えるのではないでしょうか。
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まとめ
今回は緑区に引越しを検討中の方に向け、有松地区の魅力や東海道沿道の町並み、伝統工芸である有松絞りや有松駅の特徴をご紹介しました。
有松地区は文化財の建物が建ち並ぶ景色や、有松絞りといった伝統工芸を楽しむことが出来る街です。
有松駅には駅直結のショッピングモールや小中学校が揃い、住みやすい街といえます。
緑区に引越しするときは、ぜひ有松地区の物件も検討してみてくださいね。
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