天白区と聞くと都会のイメージがあるかも知れませんが、実は自然を感じられる場所が多く存在します。
その代表格が「相生山緑地」で、名古屋市の東部丘陵にある雑木林です。
都会化が進む中、市民の保護活動により再生・保存され、貴重な自然スポットとして注目を集めています。
今回は天白区に引越しを検討中の方に向け、相生山緑地の魅力やアクセス方法などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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弊社へのお問い合わせはこちら天白区にある相生山緑地のオアシスの森とは?
まずは天白区にある相生山緑地の「オアシスの森」について見ていきましょう。
相生山緑地はかつて相次ぐ宅地造成化により、存続が危ぶまれた丘陵地でした。
しかし1990年代後半に区画整理事業がおこなわれ、今では自然を身近に感じられるスポット「オアシスの森」として親しまれています。
オアシスの森くらぶによって守られている
相生山緑地は、自然保護団体「相生山緑地オアシスの森くらぶ」によって守り、育てられています。
天白区の東部丘陵に残っている樹林地は、都市化が進む名古屋市ではとても貴重な存在です。
公園や緑地として計画されたエリアは民間が所有している樹林地の割合が大きく面積も膨大なため、買収するためには多くの時間と資金が必要になります。
そこで所有者の方から土地を借り、市民と行政が一緒に樹林地を育てていくことになりました。
この試み第1号がオアシスの森で、緑の保全や活用をおこないつつ、天白区民の憩いの場所として整備されています。
市民と行政が参加して再生・保存されたオアシスの森は、素朴でありながら本格的な森の魅力を感じられるスポットです。
ちなみに市民参加の活動では、以下のような取り組みをおこなっています。
●育てる:1年をとおして芝刈りなどをおこない、森を管理して育てる
●観る:季節や場所、時間によってさまざまな顔をした森と出会う
●造る:森の素材を活かし、たくさんの創作活動を実施する
オアシスの森では、森を守り育てるための「人づくり」にも力を注いでいることがわかります。
さまざまな自然体験ができる場所
さまざまな自然体験ができるのも、天白区の相生山緑地にあるオアシスの森の特徴です。
相生山緑地の北部に整備され、広大な敷地の中に「やすらぎコース」や「探検コース」など5つの散策路が整備されています。
散策路の途中には低木の小径やこもれびの小径、遊びエリアなどがあるので、ぜひ家族みんなで足を運んでみてください。
植物や昆虫、野鳥などさまざまな生き物も生息する相生山緑地は、お子さんと一緒に利用したい緑地といえるでしょう。
無理なく体を動かせる
天白区にある相生山緑地は穏やかな丘陵地です。
そのため山といえるようなアップダウンはほとんどなく、心地良い散策を楽しむことが出来ます。
「登山に慣れていないけれど、大丈夫かな?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、オアシスの森はカジュアルな格好でもOKなので、気軽な気持ちでウォーキングや散歩を楽しんでみてくださいね。
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天白区にある相生山緑地ではヒメボタルが観賞できる?
天白区にある相生山緑地は、名古屋市内有数のヒメボタルの絶景スポットです。
「相生山緑地といえばヒメボタル!」といわれるほど、たくさんのヒメボタルが生息しています。
愛知県内でも、これほど大規模なヒメボタルの生息地はいくつあるかわかりません。
そのため、相生山緑地は全国的にも珍しい、ヒメボタルのイルミネーションを見ることが出来る場所といえるでしょう。
ヒメボタルの特徴とは?
天白区の相生山緑地に生息するヒメボタルは、チカチカと強い黄金色を放つホタルです。
小刻みに光るのでクリスマスツリーに装飾されるライトに似ていて、森の中にある木々に、小さな光が点滅しているように見えます。
そのため、ゲンジボタルやヘイケボタルのように、フワフワと光るホタルとは違った光を楽しむことが出来ますよ。
ヒメボタルのシーズンと時間はいつ?
天白区にある相生山緑地のヒメボタルは、毎年5月初旬から6月中旬が最盛期となっています。
そのため1か月ほどはヒメボタルの乱舞を見ることができ、ピークは5月20日からの一週間程度です。
タイミングが合えば、視界すべてが明滅する神秘的な光景を見られるでしょう。
また、ヒメボタルが見られる時間は23時頃から2時間くらいです。
明け方まで飛んでいますが、暗いほうがホタルの放つ光が美しく見えるので、天白区の相生山緑地でヒメボタルを見るときはぜひ23時頃に足を運んでみてください。
ヒメボタルは貴重な陸生のホタル
天白区の相生山緑地に生息するヒメボタルは、陸地で生活する陸生のホタルです。
豊かな里山に残る落葉樹林や、草むらの腐葉土に棲むオカチョウジガイやキセルガイを餌にしているため、自然環境を見極めるバロメーターにもなっています。
ホタルの観察地のなかには、幼虫を育てて放流する場所があるため、真の生息地とはいい難いところもあるでしょう。
その反面、相生山緑地のヒメボタルは正真正銘の自然発生といっても過言ではありません。
相生山緑地という豊かな自然が生み出した、奇跡ともいえますね。
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天白区にある相生山緑地へのアクセス方法や駐車場の有無は?
最後に天白区にある相生山緑地への、アクセス方法や駐車場の有無を見ていきましょう。
公共交通機関でのアクセス方法
公共交通機関でのアクセス方法は以下の通りです。
●市バス「地下鉄鳴子北」乗り場から鳴子11系統・地下鉄植田いき「境根」で下車し約400m
もしくは植田11系統・地下鉄植田いき「天白町菅田」または「海老山」で下車し約500m
●市バス「地下鉄植田」乗り場から植田11系統・地下鉄鳴子北いき「海老山」または「天白町菅田」で下車し、約500m
もしくは鳴子11系統・地下鉄鳴子北いき「境根」で下車し約400m
●市バス「名鉄神宮前」乗り場から神宮11系統・相生山住宅いき「境根」で下車し約400m
公共交通機関(市バス)でアクセスする場合、最寄りのバス停からは徒歩約5分から7分で到着できます。
どのバス停で降りても徒歩数分で到着できるので、小さなお子さん連れでも無理なく利用することができるでしょう。
オアシスの森でヒメボタルを見るときは、遅い時間帯になるため、帰りのバスの時間をチェックしておくのがおすすめです。
また、電車でアクセスするときの最寄り駅は、地下鉄の「鳴子北」駅や「相生山」駅、「野並」駅となります。
車でアクセスする場合は駐車場に注意
天白区にある相生山緑地へ車でアクセスする場合、専用の駐車場は数台しかないため注意が必要です。
また、駐車できたとしても17時で施錠されてしまうため、ヒメボタルを鑑賞の際は、できれば公共交通機関の利用がおすすめです。
車でアクセスしたい場合は、周辺にあるコインパーキングの利用を検討してみてくださいね。
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まとめ
今回は天白区に引越しを検討中の方に向け、自然スポットである相生山緑地をテーマに、ヒメボタルの観賞時期やアクセス方法などをご紹介しました。
相生山緑地はたくさんの緑に恵まれた、自然保護団体によって守られている場所です。
ヒメボタルの観賞スポットとしても知られているので、天白区を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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