家は一生ものの財産です。
大切な財産を守るため、そして何より家族を守るため、火災保険は必須といっても過言ではありません。
不動産の購入には多額の資金が必要ですから、ほとんどの方は住宅ローンを組まれますよね。
しかし、ローン返済中に万が一火災が発生して自宅が焼失した場合、多額の負債のみ手元に残ってしまうのです。
そのような不測の事態を避けるためにも、家財や家屋がきちんと守られる保険に加入することが大切です。
今回は、火災保険で守られる範囲や、保険の選び方をご紹介いたします。
火災保険は、新築一戸建てを購入した不動産会社や建築会社や住宅ローンを組んだ銀行からすすめられるケースがありますが、気づかないうちに不必要に手厚い保険へ入っているかもしれませんので保険選びにはまず、保険会社の担当者との面談がおすすめです。
見積書だけを見比べて決めるのは結果的に損をすることにもなります。書面には記載されていない情報を得ることもできますしね。高額な保険料を支払うのですから面談して損はありません。
また補償内容は手厚く幅広いほど、保険料も高くなりますから、家計を圧迫しないためにも、必要な範囲で保険を選択するべきでしょう。
たとえば新築一戸建ての場合、防犯に優れた設備が整っているなら「盗難」に関わる補償は抜いても問題ない可能性があります。
また、「水災」や「雪災」に関しては、自宅の立地によっては不要な場合もあります。
保険の内容を狭くすれば保険料は安くなりますが、もちろん該当の補償は無くなります。
保険会社と相談のうえ、慎重に選びましょう。
火災保険に加入するなら新築一戸建てでも地震保険はつけるべき?
そして、火災保険に入る際、忘れてはいけないのが地震保険です。
火災保険では、地震や噴火、およびそれらによって引き起こされた津波に関して補償がされません。
また火災が発生した場合でも、地震により起こった火災であれば、火災保険では補償対象外です。
地震が原因で起きた火災の補償を付けるには、地震保険にも加入する必要があるのです。
ただし、地震保険は火災保険への加入が前提で、地震保険のみへの加入はできませんのでご注意ください。
地震保険の加入期間は最長で5年になります。火災保険は最長で10年です。
自宅が新築一戸建てであれば火災保険の料金が割引になることも
いつか起こるかもしれない災害から自宅を守るため、できる限り手厚い保険に入りたい、でも保険料が高くなるのは大変だなと考えるのが心情ですよね。
実は、新築一戸建ての場合は保険料が割引になる可能性もあるのです。
保険会社によっては、新築一戸建てに対して割引制度を設けている場合があります。
例えば、建築年月日から12ヶ月後の月末までに契約した場合や、オール電化が導入された物件の場合は割引されるといった具合で、保険会社ごとに用意されている割引は様々です。
新築一戸建て購入の際は、金融機関や不動産会社からすすめられた保険も含め、割引率の高い保険会社を自分で選択するのがおすすめです。
新築一戸建ての購入には、誰もが夢が膨らみますよね。
大切な資産や家族の生活を守るためにも、万一の補償は自分の目で見て検討したいものです。
必要な保険を取捨選択し、新生活を安心してスタートしていただけましたら幸いです。