マイホームを購入する際、その土地にどのような災害が起こる可能性があるか調べることはとても重要です。
名古屋市には、過去に起こった大きな災害に学び、備える仕組みがあります。
地域ぐるみの防災活動も積極的に行われており、災害に備える意識が高いのが名古屋市なのです。
今回は、これまで名古屋市で起きた災害の歴史と、それを教訓にした市の災害対策についてご紹介します。
名古屋市で起きた災害の歴史
名古屋市は、過去に幾度となく災害に見舞われてきました。
その歴史がまとめられているのが、名古屋市が作った「過去の災害から学ぶ名古屋」という冊子です。
名古屋という土地の成り立ちを数百万年前までさかのぼったところから説明し、歴史上では海であった場所や、低湿地であった場所なども地図上で図解しています。
また、これまで名古屋市を襲った風水害や地震の解説と、その後市が対策をどう変えたかも紹介されていますよ。
例えば、昭和34年に愛知・三重の両県に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風の後や、平成12年に市内河川の複数箇所が氾濫した東海豪雨の後、名古屋市が何を考え、どう動いたかが明確に記載されています。
災害が起きた時、被害状況を学ぶことで、二度と同じ被害を繰り返さないよう備えているのです。
この冊子は、市のホームページからダウンロードできますから、ぜひご一読ください。
名古屋市の災害対策は地域ぐるみの防災活動にも積極的
ひとたび災害が起きると、行政は対応に追われ、すぐ助けが来るとは限りません。
そのため、名古屋市では「自分の身は自分で、自分達の町は自分達で、守る」をスローガンに掲げ、行政と市民が連携して「防災安心まちづくり活動」を行っています。
この活動の中では、自治会や学区ごとの防災訓練や消火・救出訓練、炊き出し訓練なども実施されています。
災害時に欠かせない発電機やテント、簡易トイレ、ライトなどの物資や、炊飯セットなども防災倉庫に準備し、必要に応じて中身を更新しています。
そして名古屋市は、災害の可能性がある場所のハザードマップも配布しています。
ハザードマップは一度作成したらそれっきりではなく、適宜見直しを行ない、最新の危険ルートやエリアも追加していますよ。
高齢者や障害者など、避難にサポートが必要な世帯をあらかじめ調べておき、避難準備情報が出た際などの避難ルートを訓練で確認することもあります。
地域全体でどう災害に立ち向かい、備えるか、しっかり考えているのですね。
まとめ
いざ災害が起きた際でも、被害を最小限に抑えるための活動を日頃から数多く行なっている名古屋市。
これからマイホームを購入する方は、ぜひ名古屋市の災害の歴史と対策もチェックしてみましょう。
過去の歴史から学んで地域の防災力を高める努力を続ける名古屋市で新築一戸建てをお探しなら、ロイホームズ不動産までぜひお問い合わせください。