土地を購入する際や売却する際に良く耳にする言葉で「路線価」がありますが、路線価の詳しい意味をご存知でしょうか。
特にこれからマイホーム購入をお考えの方は、購入する土地の価値について把握しておいた方が良い場合があります。
この記事では路線価と固定資産税評価額の違いや、名古屋市における2019年最新の路線価の基準や、その確認方法をご紹介していきます。
名古屋市の路線価を調べよう①:路線価と固定資産税評価額について知ろう
路線価は普段あまり聞き慣れない言葉ですが、住んでいる土地の評価額を示すもので、その中から「相続税路線価」と「固定資産税路線価」の2つに分類されます。
固定資産税路線価は基準として各市町村が3年ごとに見直しを行い、その土地の道路ごとに価格を示すもので1㎡当たりの価格が表示されます。
固定資産税路線価は土地や住宅を購入する際に必要な不動産取得税や、登録免許税、さらには固定資産税や都市計画税を算出する際に用いられます。
相続税路線価は国税庁が毎年見直しを行います。
その土地の道路ごとの価格を示すのは、固定資産税路線価と同じですが、相続税と贈与税に用いられるのが相続税路線価です。
固定資産税評価額は、市町村が3年に1度見直しを行います。
道路ごとの価格を出す路線と違い、個別の土地・建物につけた評価額です。
名古屋市の路線価を調べよう②:路線価の見方や評価額の計算方法
路線価の見方はその土地の地図の道路上に表示されており、土地の評価額は一般的に「固定資産税路線価×面積」で計算され、固定資産税などを計算する際に算出されます。
所有する土地に面した道路に表示されている路線価で確認する事ができますが、土地の接道状況や間口の狭さ、さらに奥行がある特殊な土地の場合は補正率を掛けて算出されます。
旗竿地の場合は補正率が約70%で計算され、さらにその奥が不整形だとすると約80%を掛けて計算されるため、特殊な土地の形をしている場合は計算方法がより複雑になるため注意が必要です。
名古屋市の路線価を調べよう③:2019年の固定資産税を調べよう
名古屋市の路線価を知りたい場合には、名古屋市のホームページの「暮らしの情報」から調べる事が可能です。
それぞれの区ごとに調べる事ができるのはもちろん、前年と比べて路線価が変化した場合の修正率一覧も確認できますので、年を跨いで土地の評価額を調べる場合は最新の2019年の情報かどうかの確認も行いましょう。
また「全国地価マップ」では、住んでいる地域の最新の固定資産税路線価や、相続税路線価もマップ上の住所検索をする事で調べる事ができます。
固定資産税路線価の2019年度版は7月末掲載予定となっておりますので、こちらも調べる際には最新情報を確認しましょう。
まとめ
これから名古屋市で新築一戸建ての購入をお考えでしたら、購入予定地がどのくらいの路線価なのか確認を行いましょう。
固定資産税路線価の計算方法や、相続する場合には相続税路線価の計算が必要になりますので、大まかな基準を把握しておく事で、万が一の時に慌てず対処する事が可能になります。