住宅ローンの繰り上げ返済のタイミングや注意点を知っていれば、ライフプランがより豊かになりそうです。
総返済額がお得で返済期間を短縮できるのは、マメな返済なのかまとめた返済なのか…。
注意すべき返済時期も併せてご紹介しますので,繰り上げ返済の参考にしてくださいね。
住宅ローンのお得な繰り上げ返済はマメに返す?まとめて返す?
住宅ローンの繰り上げ返済は、基本的にはある程度の金額が貯まった時点でマメに返した方がお得になります。
以下の条件で、「1年ごとに50万円返す」マメ返済と「3年後に150万円返す」まとめ返済を比較してみます。
<条件:金利1.27%・元利均等・貸入金額3,000万円・総返済額3,718万円・35年返済>
▼マメ返済(50万円×3年=150万円)
支払利息:643万円
返済期間:32年11か月
▼まとめ返済(150万円)
支払利息:646万円
返済期間:32年11ヵ月
結果は、マメに返した方が支払利息に3万円の得がでました。
返済期間は変わりませんので、返済期間を短縮することが目的なら効果はありません。
3万円をどうとらえるかですが、超低金利時代の今なら、慌てて返済を繰り上げる必要はないかもしれません。
ただし、利息は元金にかかるので、繰り上げ返済するのであれば、時期が早ければ早いほどその効果が大きいです。
家計に余裕があるのであれば、返済手数料などの諸経費に注意し、少しでも早くマメに、または、ボーナスでまとめて繰り上げ返済するとよいでしょう。
住宅ローンの12月の繰り上げ返済では年末調整に要注意
住宅ローンの12月の繰り上げ返済では、年末調整という注意点がでてきます。
12月のボーナス支給後に返済を繰り上げた際、金融機関から送付されるローンの残高証明書が、返済前の金額の場合は要注意です。
このようなケースでは、金融機関に再発行を依頼し、会社にもう一度年末調整してもらえるようにお願いしましょう。
翌年1月31日までなら年末調整はやり直しできます。
もし、やり直しできない場合は、翌年2月16日~3月15日に、税務署にて自身で確定申告すれば問題ありません。
そのまま放置しておくと、税務署から会社へ不納付加算税の請求がきますので、年末のボーナス月の返済には十分に気を付けてくださいね。
まとめ
住宅ローンの繰り上げ返済は、早い時期であればあるほど節約効果がでてきます。
マメに返すかまとめて返すかは、金利や手数料などにもよるので、返済額の減額や返済期間の短縮だけを見るのではなく、費用対効果のでる返済方法を選びましょう。
ライフプランをよく考えて、家計に合った繰り上げ返済をしてくださいね。
私たちロイホームズ不動産では、新築一戸建ての情報を数多く取り揃えております。
マイホームをお探しの方で、何かお困りでしたらお気軽にお問い合わせください!